法事のため帰省したおり、別府市内の近代建築を2カ所見てきました







これまでの帰省では母の用事を優先したり友人と会ったりと、自分一人で
ゆっくりと過ごす余裕もなかったんですが、今回は少しだけゆとりあり



さっそく、小学校時代に合奏コンクールなどで度々行った思い出深い
別府市公会堂に行ってみました




♦別府市公会堂♦
竣工は1928年(昭和3年)
現存する鉄筋コンクリート造の建物としては県内最古のものである。
敷地の一部はかつての麻生太吉の別荘に当たる。
設計は吉田鉄郎。
ファサードのデザインは、吉田鉄郎の同時期の作品である京都中央電話局と
同様に、ラグナル・エストベリ設計のストックホルム市庁舎の影響を受けているとされる。
(ウィキより)


ちなみに、麻生 太吉(1857年 - 1933年)氏は炭鉱業者、実業家、政治家で、
第92代内閣総理大臣麻生太郎の曾祖父です(^_-)



当時は「古めかしい建物だな~」くらいにしか思ってなかったんですが、
今見るといかにも昭和初期の近代建築らしく凝った造り
東京都内の洒脱な近代建築に比べると、いささか見劣りしますが(コラ)、
数年前のリニューアル工事のせいか、外壁スクラッチタイルも綺麗に
張り替えられて威風堂々の姿でした






↓こちらは別府公会堂より古い大正時代の洋風建築の「野口病院」




♦野口病院管理棟♦
1922年(大正11年)竣工、木造モルタル2階建・洋瓦葺
東側ファサードは、四角錐の赤色の尖塔屋根を持つ玄関部分を中心として、
その両翼に左右対称に半切妻(ドイツ屋根)洋瓦葺の屋根が延びて中庭を取り囲む。
壁面は、灰色のモルタル・スペイン壁を基調とし、最上部をハーフティンバーとして
軸組の間の壁を白漆喰で仕上げている
平成8年に国の登録有形文化財に登録される(ウィキより)



この町内には親戚も住んでたので、何度か前を通ったこともあるはずですが
・・・全く記憶には残ってません
こんな趣のある建物が地元に残っていたとは驚き~




別府は温泉地だった関係上、他にも別荘や旅館、市営温泉などなど
近代建築が多数あったようです。
が、近年次々と取り壊されて現存しているものは少なくなってきてるとか。
今のうちに見て回っておかねばという想いを強くしました




今回、「別府の近代建築遺産」というページを参考にさせていただきました。
小学校時代の同級生の家や、お花を習いに行ってた先生のお宅も掲載されてて
ビックリ~Σ( ̄ロ ̄lll)
う~ん、「灯台下暗し」とはこのこと!??