旧博物館動物園駅の一般公開に行ってきました。



​旧博物館動物園駅一般公開「​アナウサギを追いかけて​」展​

会期:2018年11月23日(金・祝)~2019年2月24日(日)までの​毎週金・土・日曜日​
          ※12月28日〜30日を除く計39日間
時間:11:00〜16:00 ※最終入場は15:30まで(定員制・混雑時は入れ替え制)

注意点
会場の収容可能人数は30名の為、混雑状況により整理券による入場制限をおこないます。
整理券は公開日当日10:00より旧博物館動物園駅駅舎前にて入場時間指定付き
整理券(当日分のみ)をお一人様につき1枚お配りしています。


上記のとおり、整理券が必要ですのでお気をつけくださいませ


 

旧博物館動物園駅
1933年12月京成電鉄株式会社の駅として開業。
当時、駅舎の建設予定地が御料地であったため、御前会議での昭和天皇の勅裁を受けて
の建設となりました。
こうした事情が考慮されてか、駅舎内外の意匠は西洋風の荘厳なつくりとなっています。
開業以後、東京帝室博物館(現・東京国立博物館)や恩賜上野動物園の最寄り駅として
利用されてきましたが、利用者の減少により、1997年に営業休止、2004年に廃止となりました。
2018年4月19日(木)付で、鉄道施設として初めて、特に景観上重要な歴史的価値をもつ
建造物として「東京都選定歴史建造物」に選定されています。(​京成電鉄HP​より)



「東京都選定歴史建造物」に選定された後、改修工事を行い、近くの東京藝術大学の美術学部長
・UENOYES総合プロデューサーの日比野克彦氏がデザインした出入口扉を新設したんだとか



「旧博物館動物園駅」って、前々から黒田記念館方向へ行くたびに気になる存在でした
まるで国会議事堂のような屋根や入り口付近の意匠も堂々としており、
小さいながらも凝ったデザインが存在感大です



 


中はどんな感じだろ?と長年思ってたので、今回のイベントは「待ってました~
という気分ww
入り口を入ると、天井や階段の雰囲気はいかにも昭和な雰囲気でしたが・・・

 


真中に鎮座してる巨大ウサギには度肝を抜かれ~

 


催しの概要
物語を読み解きながら鑑賞するインスタレーションです。
演出家の羊屋白玉は、国立科学博物館と恩賜上野動物園、京成電鉄株式会社の
方々の声を集めてオリジナルストーリーを書き下ろし、舞台美術を手がける
サカタアキコが空間を構成しました。
会期中の駅舎内では、地上と地下を交差する音楽が響きわたる中、案内人が
来場者を迎えます。
また、本作で展示される国立科学博物館研究員・森健人が手がけた動物の
骨格標本3Dプリントレプリカは、目の見えない方/見えにくい方など誰もが
触れて体感でき、障害の有無によらず展示を楽しめるUENOYESならではの
空間構成と演出を体験いただけます。(​イベントHP​より)



巨大ウサギは「博物館動物園駅を建設のさいにとても苦労した、ということに
インスピレーションを受け、地中に巣穴を掘って暮らす“アナウサギ”
を表現した」んだとか
 

↑鑑賞ツアーの案内人は真赤なジャケットを着たウサギちゃん(^m^)
でも残念ながらツアー申込みは事前に既に満員になっていて、参加できませんでした



階段の下の踊り場にはオブジェが飾られてましたが、とても狭い空間(>_<)


壁に残っている落書きは、あえて消さなかったんだそうです
昔の落書き↓


こちらは見学者が自由にメッセージを書いていいというガラス扉↓


もう書き込む余地がないほど、たくさんのコメントで埋め尽くされていました(;^ω^)
そして、その扉の下の階段の向こうには切符売り場が



ただし今回入れるのはガラス扉の前まで!
改札やホームにまで降りることはできませんでした(涙)
でも、1997年の営業休止の状態でそのまま時が止まってるかのような
不思議な空間を味わえて大満足です