散策diary♪(保管庫・建築さんぽ)

都内および近郊の建築さんぽを楽しんでます♪

「江戸東京たてもの園」へ友人と一緒に行ってきました。




失われてゆく江戸・東京の歴史的な建物を移築保存し展示する目的で、都立小金井公園内
に設置された野外博物館。
東京都江戸東京博物館の分館である。
1993年(平成5年)江戸東京博物館の開館に合わせ、武蔵野郷土館を拡充する形で
「江戸東京たてもの園」として開園した。
江戸時代から昭和初期までの30棟の建造物を移築復元し展示している。
(ウィキ&たてもの園HPより抜粋)





ここには以前、一度だけ来た事あり!
でも、当時はさほど建築に興味がなかったためか、「広い!」という印象しか覚えてません(;^ω^)
園内は西ゾーン、センターゾーン、東ゾーンと3つに区切られており、
広さ7ヘクタール!!(東京ドーム1.5個分くらい)






前回行った時に一番印象的だったのは西ゾーンにある「前川國男邸」です
もちろん今回も一等賞~



   
  
↑リビング

前川國男邸
*建築年代1942年(昭和17)
日本の近代建築の発展に貢献した建築家前川國男の自邸として、 品川区上大崎に
1942年(昭和17)に建てられた住宅です。
戦時体制下、建築資材の入手が困難な時期に竣工しています。 外観は切妻屋根の和風、
内部は吹き抜けの居間を中心に書斎・寝室を配した シンプルな間取りになっています
(たてもの園HPより)


  

↑上段の左は書斎  右は寝室  下段はキッチン(戦時下に作られたとは、
とうてい思えないほど機能的でオシャレ~)   


シンプル&端正な造りで、光あふれる明るいリビングは素晴らしい居心地~(*ˊᵕˋ* )
こんな家に住めたら実用的にも精神的にも快適だろうなと思わせる、素敵な
住宅でした



西ゾーンは他にも洋館や渋い和建築も






一緒に行った友人が気に入ったのは、『千と千尋の神隠し』のモデルとなった
「子宝湯」をメインとした東ゾーンです。
商家がたくさん並んでおり、店先には昔懐かしいグッズや、私世代でも
「物珍しさ」を覚えるものが並んでてるので「面白~い(≧∇≦)」と
二人で大ハシャギ(笑)
童心に帰ってノスタルジックなひとときを過ごしました



子宝湯
*建築年代1929年(昭和4)
*所在地足立区千住元町
東京の銭湯を代表する建物です。
神社仏閣を思わせる大型の唐破風(からはふ)や、玄関上の七福神の彫刻、
脱衣所の折上格天井など贅(ぜい)をつくした造りとなっています。
(たてもの園HPより)


  

↑湯舟に入って(もちろん着衣のままww)寛いでるファミリーもいました


 
  





こちらは下町の居酒屋さん



   

鍵屋(居酒屋)[旧武蔵野郷土館収集]
*建築年代1856年(安政3)
*所在地台東区下谷二丁目
台東区下谷の言問通りにあった居酒屋です。
震災・戦災をまぬがれた鍵屋は、1856年(安政3)に建てられたと伝えられています。
建物と店内は1970年(昭和45)頃の姿に復元しています。(たてもの園HPより)


友人も私同様イケルくち(笑)なので、「私は味噌おでんがいいわ」「私は雀焼き!」
などとメニューを見ては、しばし昭和レトロの世界にタイムスリップ~ww



五月晴れの下で歴史的建築物をおおいに堪能できて、楽しい一日でした
「一日居ても飽きない」いうよりは、一日では時間が足りず~(>_<)
広大なスペースには緑も溢れ、四季折々の風情も楽しめそうなので、
ぜひとも再訪したいと思ってます
大型テーマパーク並みの「江戸東京たてもの園」、超おススメです!





久しぶりに「​東京ジャーミィ​」へ行ってきました




東京ジャーミィ
トルコ共和国在東京大使館所属、宗教法人「東京トルコディヤーネットジャーミィ」
によって運営されている。
イスラム教(回教)やトルコ文化を紹介する「トルコ文化センター」が併設されている。
上階の礼拝堂は最大2,000人収容可能。
オスマン様式によるモスクで日本最大規模です(ウキィペディアより)




東京ジャーミィ見学はもう4回目(笑)
礼拝堂の詳細は過去日記をご参照ください<(_ _)>



この日はドンヨリとした曇り(途中、雪もチラチラ~)で陽射し少なめでしたが、
礼拝堂の美しさは変わらず~
白い壁にステンドグラスや装飾タイルの艶やかな色彩が映えて、幻想的な美しさ
でした(〃▽〃)


  


イスラム教の聖典(コーラン)の一説などが書かれているというカリグラフィが
、なんともエキゾチック~

  

礼拝堂内は随時見学OKです
ただし女性は髪の毛を覆わなければいけません。
以前は貸し出し用のスカーフが備え付けられてたんですが、今回は「白い晒」
に統一されていました(;^^


東京ジャーミィでは土曜・日曜・祝日の14:30から日本語ガイドによる
館内ツアーがあります(※祝日が金曜日に重なった場合はお休み)
かなり詳しく説明していただけるようなので、次回はぜひとも
参加してみたいです






法事のため帰省したおり、別府市内の近代建築を2カ所見てきました







これまでの帰省では母の用事を優先したり友人と会ったりと、自分一人で
ゆっくりと過ごす余裕もなかったんですが、今回は少しだけゆとりあり



さっそく、小学校時代に合奏コンクールなどで度々行った思い出深い
別府市公会堂に行ってみました




♦別府市公会堂♦
竣工は1928年(昭和3年)
現存する鉄筋コンクリート造の建物としては県内最古のものである。
敷地の一部はかつての麻生太吉の別荘に当たる。
設計は吉田鉄郎。
ファサードのデザインは、吉田鉄郎の同時期の作品である京都中央電話局と
同様に、ラグナル・エストベリ設計のストックホルム市庁舎の影響を受けているとされる。
(ウィキより)


ちなみに、麻生 太吉(1857年 - 1933年)氏は炭鉱業者、実業家、政治家で、
第92代内閣総理大臣麻生太郎の曾祖父です(^_-)



当時は「古めかしい建物だな~」くらいにしか思ってなかったんですが、
今見るといかにも昭和初期の近代建築らしく凝った造り
東京都内の洒脱な近代建築に比べると、いささか見劣りしますが(コラ)、
数年前のリニューアル工事のせいか、外壁スクラッチタイルも綺麗に
張り替えられて威風堂々の姿でした






↓こちらは別府公会堂より古い大正時代の洋風建築の「野口病院」




♦野口病院管理棟♦
1922年(大正11年)竣工、木造モルタル2階建・洋瓦葺
東側ファサードは、四角錐の赤色の尖塔屋根を持つ玄関部分を中心として、
その両翼に左右対称に半切妻(ドイツ屋根)洋瓦葺の屋根が延びて中庭を取り囲む。
壁面は、灰色のモルタル・スペイン壁を基調とし、最上部をハーフティンバーとして
軸組の間の壁を白漆喰で仕上げている
平成8年に国の登録有形文化財に登録される(ウィキより)



この町内には親戚も住んでたので、何度か前を通ったこともあるはずですが
・・・全く記憶には残ってません
こんな趣のある建物が地元に残っていたとは驚き~




別府は温泉地だった関係上、他にも別荘や旅館、市営温泉などなど
近代建築が多数あったようです。
が、近年次々と取り壊されて現存しているものは少なくなってきてるとか。
今のうちに見て回っておかねばという想いを強くしました




今回、「別府の近代建築遺産」というページを参考にさせていただきました。
小学校時代の同級生の家や、お花を習いに行ってた先生のお宅も掲載されてて
ビックリ~Σ( ̄ロ ̄lll)
う~ん、「灯台下暗し」とはこのこと!??





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